
ぼくはこの文が間違いだと言うつもりはありませんが、ぼくはこういう例文は学習者にとって危険でありうると思います。
ぼくはぼくの友人と話すときに「君」はほとんど使いません。上から目線に聞こえるからです。ぼくは、たまにぼくがキザな感じを出したいときに限り、「君」を使いますが。
ぼくは、ある日本語のとても上手なアメリカ人がぼくに「君は日本人かい? 君は何歳? 君はどこに住んでるの? 君の趣味は?」と聞いて、辟易したことがあります。その人に対してというより、その人に「you=君」ではないと教えなかった人に対して。
ぼくがあなただったらぼくはここでは「お兄さんにそっくりだね」にして、He looks exactly like his brother(, isn't he?)、She looks exactly like her brother(, isn't he?) という訳を加えて新たに追加してもらいます。
(ぼくはこのコメントをわざと翻訳調で書いてみています。人称代名詞の過剰はそれだけで日本語の文を不自然にすると、あなたは思いませんか?)
(ぼくは人が初対面の人に「あなた」と言うのは失礼だと思っています。あなたはこの点についてはどう思いますか?)

一つの訳では間に合わないというのは仰る通りです。
それでも一つだけ訳を投稿する場合は、できるだけ多くの場面で使える訳にするのがいいと考えています。そうでなければ、学習者は全ての場合でその訳が使えると勘違いしかねないので。
特に注意が必要なのが傲慢な印象を与えうる言葉です。ぼくらのせいで学習者が期せずして失礼な言葉遣いをしてしまうことは出来るだけ避けた方がいいでしょう。
そういう意味で、「君」「あなた」は使える場面が限られすぎている気がして、個人的にはあまり使わないようにしています。もちろんこれはあくまでぼくの個人的な実践ではありますが。
ぼくは「あなた」が無難だとは全く思いません。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7711048.html
無難なのはarnabさんがなさっているように名前で呼ぶことでしょう。こめんとから推察するに、arnabさんも2人称代名詞よりも名前を使うことの方が多いのではないでしょうか? そしてそれ以上に(「ご指摘」などの表現を使うことで)代名詞に相当することは何も言わずに済ますことが多いのではないでしょうか?
ぼくは友人のトムに向かってなら「トムはほんとお兄ちゃんそっくりだね」などと言う気がします。もちろん you を「トム」と訳すわけにはいかないのですが、日本語として名前を使った方が自然だと感じる場合は、相手の名前が分からない文は放置して、新たに名前を使った例文を投稿して、訳してもらうことにしています。これもぼくが勝手にやっていることで、公式の方針などではないのですが。

(どうでもいいのですが tommy_san はただのユーザー名なので、日本語では「とみーさん」と呼んでいただけるととても嬉しいです☺)
Tags
View all tagsLists
Sentence text
License: CC BY 2.0 FRLogs
This sentence was initially added as a translation of sentence #3356440
added by arnab, July 4, 2014
linked by arnab, July 4, 2014
edited by arnab, July 4, 2014
linked by Pfirsichbaeumchen, July 4, 2014
linked by Pfirsichbaeumchen, July 4, 2014
linked by CK, January 6, 2015
linked by Horus, January 19, 2015