
新美南吉「手袋を買ひに」(1933年)より。
お母さん狐は、心配しながら、坊やの狐の帰ってくるのを、今か今かとふるえながら待っていましたので、坊やが来ると、暖かい胸に抱きしめて泣きたいほどよろこびました。
(講談社青い鳥文庫『ごんぎつね――新美南吉傑作選』1990年)
お母さん狐は、心配しながら、坊やの狐の歸つて來るのを、今か今かとふるへながら待つてゐましたので、坊やが來ると、暖󠄁い胸に抱󠄁きしめて泣きたいほどよろこびました。
(大日本図書『校定 新美南吉全集第二巻』1980年)
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added by tommy_san, June 4, 2015
linked by Andrea5437, March 12, 2025