
新美南吉「赤い蝋燭」(1936年)より。
山から里の方へ遊󠄁びにいつた猿が一本の赤い蠟燭を拾ひました。赤い蠟燭は澤山あるものではありません。それで猿は赤い蠟燭を花󠄁火だと思い込󠄁んでしまひました。
猿は拾った赤い蠟燭を大事に山へ持って歸りました。
(大日本図書『校定 新美南吉全集第三巻』1980年)
新美南吉「赤い蝋燭」(1936年)より。
山から里の方へ遊󠄁びにいつた猿が一本の赤い蠟燭を拾ひました。赤い蠟燭は澤山あるものではありません。それで猿は赤い蠟燭を花󠄁火だと思い込󠄁んでしまひました。
猿は拾った赤い蠟燭を大事に山へ持って歸りました。
(大日本図書『校定 新美南吉全集第三巻』1980年)